私たち(HED-TRC)に
ついて

HED-TRC(ヘッド・トラック)は遺伝性認知症(Hereditary Dementia)の病態解明・治療薬開発のために、Trial(治験に)Ready(即時に準備できる)Cohort(コホート:人の集まり)をつくりあげることを目的とする研究です。遺伝性認知症の患者様および発症リスクを持つご家族を対象として、⽇本医療研究開発機構(AMED)の研究費「病的バリアントを有する遺伝性認知症を対象としたコホート構築による病態解明、バイオマーカー開発、治験促進研究」によって実施しています。遺伝カウンセリング部門と協力して、病気の進行や発症を心配される患者様やご家族のご相談にも対応します。

信州大学の関島良樹(せきじまよしき:信州大学内科学第三教室(脳神経内科,リウマチ・膠原病内科)教授)が研究代表者として、全国の13の臨床施設(信州大学、新潟大学、北海道大学、弘前大学、東京大学、順天堂大学、名古屋大学、国立長寿医療研究センター、京都大学、大阪大学、岡山大学、徳島大学、大分大学、東京都健康長寿医療センター、神戸市立中央市民病院)、2つのPET撮影施設と協力して2023年から行っています。

HED-TRCで対象とする遺伝性認知症

  • 家族性アルツハイマー病
  • 家族性前頭側頭葉型認知症
  • 遺伝性脳血管性認知症(CADASIL, CARASIL, HTRA-1関連脳小血管病)
  • 家族性レビー小体型認知症
  • 神経軸索スフェロイド形成を伴う遺伝性びまん性白質脳症
  • ハンチントン病
  • 歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)
  • 神経核内封入体病

など